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◎ 外界の影響を受けやすい受精卵  |
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赤ちゃんは、精子と卵子がそれぞれ持つ23本の染色体が合わさった時に誕生します。
最初は1個の細胞が翌日には2個に、6日目には数十個になり、子宮への着床が始まります。
それからの1週間は母体から栄養を貰う準備をします。母体から栄養の補給体制が整うのには、受精してから3週間を要し、月経から数えて7週までは準備期間なのです。9週間までが胚子期と言われ、10週目には小さいながらもヒトの形をとり、出産までが胎児期です。
1個の受精卵が40週で約3sになるわけですから、成長速度はガン細胞の増殖スピードより速いのです。大きくなるだけでなく遺伝子の設計どおりに目や鼻、手足、臓器をつくっていきます。そこでは、
色々なホルモンや類似物質が微妙なバランスでかかわっています。胚子期が特に影響を受けやすく、胎児期(生後1年)もお母さんの注意が必要です。
有害物質のダイオキシンや環境ホルモンは精子数減少や子宮内膜症、不妊症、アレルギー、自己免疫疾患、知能指数の低下に影響すると考えられています。玄米や葉緑素のある野菜の食物繊維は有害物資の吸収を低下されることが判っており、クロレラ等のサプリメントも同様の効果があります。
妊娠中も授乳中も食事が大切です。
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◎ 妊娠しやすい身体つくり  |
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不妊の体質改善を望まれる方は、自然妊娠のご希望はもちろん、不妊治療(人工授精や体外受精)との併用でホルモンバランスを整えたい、着床を良くしたい、良い卵子を育てたいということで来店されます。
20代、30代、40代と時間の経過とともに卵巣の元気度も少なくなっていきます。また、男性不妊とまではいかなくとも、精子数や直進運動率が低いケースも多く、漢方薬で血流を良くしてホルモンの活性化を図り、卵子や精子の本来の能力を高めることが大切です。
ストレスを解消して妊娠力が高まる場合も
親にも友人にも相談できないという状況でも、ストレスを解消する漢方薬で妊娠力が高まるケースもあります。排卵の仕方、高温期の安定度など、体温表から見ても個々に違いが有り、きめ細やかな対応で卵巣を元気にし、良い子宮の状態にしていきます。
妊娠のホルモンの分泌は、脳から始まります。ご夫婦でリラックスされてこの流れを良くすることも、結果につながる要因です。
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◎ 元気にしよう、卵巣と子宮 |
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アラフォー世代の妊娠が多くなるにつれ、「FSH(卵胞刺激ホルモン)の値が高く、なかなか低下しなし(=卵巣に元気がない状態)」「月経周期も早めの月が出てくる」「ドクターに早期閉経の可能性もあると言われた」というパターンのご相談をよく受けます。外見の年齢に個人差があるように、卵巣や子宮の働き年齢も人それぞれです。皮膚やお顔のハリがあり若々しい方は、子宮や卵巣の働きも良いはずです。漢方薬で改善されると、髪の毛や皮膚もツヤが出てきて、しっとりとされてきます。妊娠しやすい体づくりには卵巣の働きが肝心です。漢方薬で卵巣を元気にしていくと、自然とFSHも下がっていきます。
転勤されてきた42歳の方の場合
体外受精を何回か経験されています。FSHが高いので採卵も出来なくてご相談に見えました。月経周期が短い時や、無排卵になっている月もあるとのことでした。
月経2日目で片方の卵巣が4cmと腫れているので、黄体ホルモン剤の服用で月経を早めて排卵促進剤を5日間服用されましたが、この回は13日目で10mmと卵胞が小さいので見送りにしました。
漢方の体質改善を始めて半年経った頃にFSHが下がり始め、採卵、胚移植に成功し、2週間後には胎のうが確認できました。
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◎ 漢方薬でからだの痛みを楽にする |
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寒さが厳しくなる時期には坐骨神経痛や関節の痛み、腰痛などに悩まれる方も多くなります。
時間帯によって痛み方が違う方もいらっしゃいます。
昼間の痛みが強い場合と、夜間の痛みがつらい場合では、漢方薬も違ってきます。坐骨神経痛などは心臓に近い部分から痛みがとれていくことが多く、お客様によっては痛みがだんだん下がっていき、痛みの症状が取れだして良くなってくると、シビレは一番最後に取れるという場合がよくあります。また、つらい痛みを我慢していると、頭の方で痛みを覚えていて、痛みの知覚神経回路が出来てしまうと言われています。この場合は自律神経の漢方薬も併用されると、痛みの取れ方が早く、回復してきます。
ひざの痛みを抱えている方によくあるパターンで、回復されてきている途中で痛みが戻る場合は、良くなってきたのに、どこかで無理をされているということです。早く良くなるコツは、関節を動かしすぎないようにすることです。身体の痛みでお悩みの方は、ぜひご相談ください。
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◎ なかなか下がらない血糖値を漢方で |
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生活習慣病といわれている糖尿病で、空腹時血糖とヘモグロビンA1C(1〜2ヶ月の血糖値の状態を示す指標)がなかなか下がらない、また糖尿病予備軍にあると悩んでいる方も多いですね。
運動もしているが充分とはいかない、食事もカロリー控えめに注意しているが完全ではない。
漢方薬や生薬の中には糖の分解作用を高めたり、糖新生を抑える働きがある物があります。糖新生とは、睡眠中や空腹時に血液中の糖が不足した時に肝臓で新たに糖を作り出すことを指します。
●白内障の手術がしたくて
60歳の女性、身長152cm、体重52kg、10年前から糖尿病。白内障の手術をしたいが血糖値が高いので、お医者様から断られた。体質的に強いお薬は合わないからと漢方薬の併用を希望。お酒は飲まない、甘いものもあまり食べない、ただご飯が大好き。この方は、朝晩30分以上の散歩と、ご飯の量を少なくしながら服用を開始しました。4ヵ月後にはヘモグロビンA1Cga9.8から6.7まで下がり手術が出来るようになりました。
結果が見えてきて、食事、及び生活の改善にも積極的になったのが早い結果につながりました。
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◎ 妊娠後〜授乳中の漢方薬 |
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(1)妊娠初期に起こる、つらい「つわり」
個人差もありますし、お産ごとに変化があるなど様々です。胎盤が形成される16週頃まで吐き気や嘔吐が続きます。これは、妊娠初期のホルモン(HCG)の影響により起こると言われています。つわりの漢方薬にも種類があり、吐き気の状態に合わせてお選びいたします。
(2)時々ある「逆子」
妊娠中のお母さんが疲労や冷えで気血のめぐりが悪くなっていると、胎児は本来の位置にいられなくなります。そのような場合も漢方薬は効果をあげます。
(3)妊娠中の「咳」
気の上衝が原因の「こほこほ」とこみ上げてくる咳にも、漢方薬は効果的です。
(4)授乳中の「乳腺炎」
出産後のトラブルに多いのが乳腺炎です。おっぱいの流れが悪くなるために起こる「うっ滯性乳腺炎」の方で、母乳マッサージを受けながら漢方薬でトラブルの改善をされている方が多数いらっしゃいます。
乳管が細いけれどおっぱいがたくさん出過ぎる、赤ちゃんの飲む量が少ない等の問題がありますが、おっぱいは白い血液。脂肪分の多い食事、甘いお菓子が多いとトラブルの原因になります。
お食事の注意も大切です。
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◎
「検査異常なし」でも漢方で体質改善は出来る |
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「チョコレート膿腫の手術、流産と経験して、体質を漢方で良くしたい」と来店されました。
ご夫婦共に異常は見当たりません。ご相談に来られるご夫婦の6割は検査で異常は見られません。
それなのに結果が出ないとあせります。このあせりと他のストレスも合わさって、体温表にはギザギザの線となって現れます。周期も28〜30日、月経も7日間と本当によい月経です。
体温表からの情報では、排卵期から高温期にかけてのボリュームが乏しい期間が7日間、高温期の後半7日間は良い感じで高温期が2段階になっている状態です。ここが改善されるとレベルアップします。プロラクチン値についても、正常値の範囲でも高い方にあるのではと推測されます。
卵巣の働きを良くする漢方薬と子宮の血流改善薬を服用していただきました。飲み始めてからは、月経一週間前になると口の周りにニキビが出来ていたのがなくなり、以前より疲れなくなっているとの事でした。8ヶ月たって体質改善で体調が良くなってきていた頃、造影の検査を受けてみるも異常はなく、「次の検査を」と思っていた時に妊娠されました。
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◎
季節の変わり目に起きやすい「めまい」 |
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寒暖の差が激しい季節の変わり目には、「めまい」のご相談が多くなります。
「めまい」にも、「ふわふわ」と雲の上を歩いているように感じるタイプや、
天井や周囲がグルグル回る「回転性のめまい」、また、歩いていて突然クラッ
とする、座っていてもフラッと地震でもあったのかと錯覚するめまい」など
様々です。吐き気や頭痛を伴う場合もあり、漢方では「水毒」と考えます。
これらの症状にあわせて薬方は変わってきます。
●45歳の女性
2ヶ月前から、朝起き上がろうとしたら天井がグルグルと回り、激しい
めまいに襲われた。病院では「メニエル病」と言われ、通院して発作の
程度はよくなったが、たびたび起こる。また、歩行時にクラッとして
まっすぐ歩いているつもりでも、ひとりでに左右どちらかに曲がって困る
とのことでした。
この方の場合は、2種類のタイプが重なっている状態です。1種類の
漢方薬では改善がすっきりせず長引きます。
2種類の漢方薬を服用した後には発作は起きなくなり、一ヵ月後には歩行時の
ふらつき感もなくなりました。
日頃の注意点としては、汗をかくくらいの運動と、飲み物や果物を多く
摂らない事も大切です。
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◎
春を間近にしたこの時期はニキビにご注意 |
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だんだん春めいてきますと、体の中の新陳代謝も活発に働きはじめ、体内にも
徐々に熱がこもりやすくなってきます。
春にほろ苦い山菜を食べるのは、体内の余分な熱(東洋医学では血熱)を調節
するためでもあります。
体内の余分な熱と関係あるニキビもこの頃から出来やすくなります。
余分な熱を体にためないような生活の仕方が大切です。
漢方薬も血熱の処理を改善する薬方を選んでいきます。
●タイプ別で違う漢方
30歳の女性。数年前から肩甲骨あたりやアゴに大きめの赤いニキビが出来、
ほほ骨の横には小さい赤いニキビがよく出来る。月経周期とは関係なくできる。
コーヒーと菓子パンを毎日食べる。
この方の場合、睡眠時間が少ないのも原因のようですが、舌を見ると真ん中に
白苔があり、体の中に余分な熱がこもった状態です。
糸練功により、心包の陽証である大き目のニキビに対しては、解毒効果のある
薬方、胆の陽証であるほほのニキビには、上部に上がってくる風熱をさます
薬方で改善されました。
同じ人でもタイプの違うにきびはお勧めする薬方は違ってきます。
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◎
痛みを伴う症状・・・坐骨神経痛 |
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寒さが増してくると神経痛でお悩みの方が多くなってきます。一番多いのは坐骨神経痛ではないでしょうか? 下半身の坐骨神経に沿って片側または両側の臀部から脚の後ろ側、さらには足まで痛みと痺れや脱力を伴う事があります。腰椎の変形や椎間板ヘルニア等が原因になっているものが大半です。 多くは腰椎のまわりの筋肉の緊張による腰痛症を伴っています。寒冷や湿気、それと老化による背骨や下半身の弱体化が原因になります。
腎虚があり下半身が冷える方は牛車腎気丸や八味地黄丸がよく使われます。骨盤内は非常に「お血」(血が滞っている状態)が生じやすいため、
三七人参や活血薬で血液の流れを改善すると良くなります。
体質的に水分過剰の方や湿気の多い環境でお仕事されている場合は、足も重だるく浮腫も伴います。このタイプの方は冷えも伴っていますから、温める薬方と水分代謝を促す漢方薬が良いでしょう。
また、食べ物ではお餅やお煎餅、餅菓子、お赤飯などのもち米製品は体を浮腫ませ治りが悪くなりますから食べないようにご注意しましょう。
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◎
ニキビの悩みは漢方 |
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ニキビの悩みは中学生頃から始まります。
ご相談に見えた20代前半の女性の場合、お顔全体に大きく硬めのニキビが出来ていました。出来ていない首の皮膚は白くてキメが細かい方です。皮膚科やエステに通っても思うように治らないので、ご相談に来店されました。
化膿していて、大きく腫れてくるニキビには、荊苅(ケイガイ)や坊風、連翹(レンギョウ)など、皮膚の表面に作用する排毒効果のある生薬が合います。この方の場合は、月経周期35日で、月経前にニキビが悪化するとの事でしたから、体の中のオ血(血液の流れが滞っている状態)を去る漢方薬も併せて服用します。オ血の薬方で月経周期が32〜30日と短縮され、ニキビの悪化が軽減していきます。また、スキンケアとしてお奨めのパックを徹底して頂き、でこぼこしていたお肌がとっても早く良くなっていきました。
ニキビの初期では、漢方薬の改善は早いのですが、5年以上経過している方は、程度にもよりますが1年位の期間を要します。
便秘傾向だったり、夕食の時間は9時過ぎが多い、寝る時間が12時を過ぎる、睡眠時間が短い、などの方はきれいなお肌が出来るのを妨げてしまいます。油の代謝の悪い方は、夕食の時間と食べる内容にも注意して欲しいです。
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◎
心の悩み・痛みは漢方の得意分野 |
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病院で検査してもどこも悪くない、「気の持ちよう」と周囲から片付けられる、
心療内科に回された、という話をよく聞きます。
東洋医学で「気」のめぐりはとても大切で、流れが悪くなると色々な症状が起こります。
最近の新聞記事でも「腰痛は心の悩みやストレスでの発症が大きな割合を占めている」
とありました。
東洋医学では、心の痛み・悩みは5つの感情(怒・喜・思・悲・恐)が関係しています。
いわゆる「喜怒哀楽」のどれかが突出するとバランスが崩れて病気になると考えられていて、
よくある症状は「動悸、のどの辺りが詰まる、吐き気、めまい、不眠、手足のしびれや震え、
ジンマシン、食欲不振、腹痛、下痢や便秘を繰り返す」などです。
● 60代の女性の場合
重なるストレスから悲しみが募り、胸のつかえが続いて食欲がまったくなくなる。
落ち着きがなくなり、食べなければいけないと無理して食べている。
このような状態が激しく続くと、他の臓器の働きにも影響を及ぼします。
バランスがよくなる薬方を2種類服用され、2ヵ月後には胸のつかえと食欲の快復が
実感できると顔の表情が随分明るくなってきました。
一人で悩まないで、是非ご相談ください。
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◎
妊娠後〜授乳中の漢方薬 |
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@妊娠初期に起こる、つらい「つわり」
個人差やお産ごとに変化があるなど様々です。
胎盤が形成される16週頃まで吐き気や嘔吐が続きます。これは、妊娠初期のホルモン(HCG)の影響により起こるといわれています。つわりの漢方薬にも種類があり、吐き気の状態に合わせてお選びいたします。
A時々ある「逆子」
こちらにも漢方薬で治るものがあります。妊娠中のお母さんが疲労や冷えで気血のめぐりが悪くなっていると、胎児は本来の位置にいられなくなります。そのような場合も、漢方薬は効果をあげます。
B妊娠中の「咳」
気の上衝が原因の「こほこほ」とこみ上げてくる咳にも、漢方薬は効果的です。
C授乳中の「乳腺炎」
出産後のトラブルに多いのが乳腺炎です。おっぱいの流れが悪くなるために起こる「うっ滞性乳腺炎」は、母乳マッサージを受けながら漢方薬でトラブルの改善をされている方が多いです。
乳菅が細いけれどおっぱいがたくさん出過ぎる、赤ちゃんの飲む量が少ない等の問題がありますが、おっぱいは白い血液。脂肪分の多い食事、甘いお菓子が多いとトラブルの原因になります。お食事の注意も大切です。
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◎
良い月経は妊娠への近道 |
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月経は毎月同じ状態ではなく、良い月経の時には良い卵胞が育ちやすく、排卵期のオリモノ(頸管粘液)もわかり易くてしっかりしています。左右どちらの卵巣から排卵したかにより、体温表の形や周期が違う方もおられます。良い月経になるにはホルモンも良い状態で、月経血となる子宮の内膜が充分であることを意味します。その様な時に妊娠される方が多いです。
● 38歳の女性の場合
第1子は漢方を服用しながら授かり、2人目も漢方薬でと服用を始めました。月経周期は30〜34日。排卵期のオリモノは、はっきりわかる時とわからない時があります。お子様の世話に追われて体温表は今回つけてはおらず、月経とオリモノの状態、体調の良し悪しを判断材料に、糸練功(しれんこう)で気の流れをチェックしながら薬方をきめていきました。半年経った頃、月経がいつもより量も多く20代の頃に戻ったようだ、と話されていた月に妊娠されました。良い月経になるには日頃の食べ物にも気をつけてほしいですね。冷えないよう注意している方は多いですが、白砂糖の多いお菓子やチョコレート、またコーヒーの飲みすぎや苦い食べ物は血管が収縮して血流が悪くなります。良い血液作りが良い結果につながります。 |
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◎
「卵巣だって疲れます」 |
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40代前後のお客様の中にはFSH(卵胞刺激ホルモン)の値がなかなか下がらずに、無排卵になって悩んでいる方がおられます。これは、卵巣の働きが低下しているために、FSH値が上がってきている状態です。
あるお客様の場合も体外授精の後からこの状態になり、ホルモン治療を受けて一時的には下がるが、FSHの値が月経周期3日目でも18前後と高い(正常値は10以下)。月経周期も不規則状態で自信をなくされていました。 「卵巣がきっと疲れてしまったのでしょう。漢方薬で身体を整えて元気にしましょう」とアドバイスし、次の体外授精に向けて妊娠しやすい身体づくりを始めました。
6カ月間服用していくうちに、高温期と低温期が以前のように回復。数値も良くなり、そろそろ体外授精と思っていました。その準備期間に妊娠されて、ご本人もびっくり。スプレキュア(卵胞の発育をコントロールするための薬剤)を開始して7日目に妊娠反応が陽性になっていたのです。もともと貧血があるので出産時の出血が軽くなるように、また良い母乳づくりのため、漢方薬も継続しています。
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◎
40歳を過ぎてからの短期間での妊娠例 |
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最近の不妊相談は、晩婚化の傾向もあり40歳前後の方の比率も高くなっています。A子さんの場合、30代後半でご結婚されて2年半が経ちます。1年前に7週で流産され、通院を開始。黄体機能不全と言われ、当帰芍薬散と黄体ホルモンを服用しつつ卵胞チェックに通うも、妊娠されなかったので、漢方薬での体質改善を希望し来店されました。月経周期は28日。低温期と高温期の温度差も良い状態です。問題点があるとしたら、低温期から高温期への移行が3日かかり、高温期のキザキザが少しある事でした。通院していた頃は排卵には問題がなかったとのことです。日数がかかるのは卵管の弾力が少ないため、また高温期のギザギザがあるのは内膜の状態のどこかに問題があるためと推測されます。改善の ご提案として、卵管の弾力には脾の陰証薬を、高温期のギザギザには肝の陰証薬で開始しました。そして7ヵ月後には妊娠反応が陽性に。漢方の種類から主に働く場所が解ります。例えば卵巣に働くのか、ホルモンの中枢に働くのか、子宮と卵巣の血流が良くなるか、などです。今回の漢方が合う方は今までも例が多く、40歳過ぎていても短期間で妊娠される場合が多い様です。
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◎
生理の不調を伴うニキビ |
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● 22歳女性の場合
顔立ちが整っているのに気の毒なくらいニキビが目立ち、悩んでいる。赤ニキビや先端が化膿しているものも・・。また、初潮の頃より月経異常もあり、平均35日周期の月経が、数ヶ月無い事がある。
顔色が全体にくすんでいて、便秘傾向。 この女性は桂枝茯苓丸関連と清上防風湯を5〜6ヶ月継続したことで改善されました。
● 25歳女性の場合
大粒のニキビがお顔全体に出来ている。10代の頃から出来始め、治ると他に出来てきて、いつもニキビがある状態。顔色が悪く全体的に筋力がなさそうに見える。足や下半身が冷えやすく、月経痛がつらい。このような東洋医学で言う虚証(体力が落ちていて生理的機能が衰退した状態)の方は、治るものゆっくりで、当帰芍薬散関連のお薬(加ヨクイニンを含む)を飲み始めて2ヶ月で、少し良くなるのを実感され、1年くらいで改善されました。ニキビは食事の影響を強く受けます。脂肪分の多いもの、砂糖類、もち米製品の多食は禁物です。 「動物性油や乳脂肪は気をつけているけれど、ナッツ類入りのアイスクリームやおはぎが大好き」
なんて方は、改善が遅れてしまうことがあります。 |
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◎
アトピー性様皮膚炎と漢方 |
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アトピー性様皮膚炎の方を大別すると、乾燥する冬に悪化するタイプと春から夏の汗をかく季節に悪化するタイプがあります。
今回は汗が多い季節に悪化するタイプを考えます。
このタイプの湿疹は、温度・湿度が高くなるに従い分泌物が多くなり痒みも増します。体の中に熱のこもり方が少ない場合は、分泌物の色が薄く無色で臭いがありません。
代表的なお薬は、虚証の方には桂枝加黄耆湯(ケイシカオオギトウ)、実証の方には越婢加朮湯(エッピカジュツトウ)が良く使われます。もっと体の中に熱がこもりますと、分泌物が濃く、湿疹部の見た感じが汚い状態で、臭いがする等になります。分泌物の少ない傾向には十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)、温清飲(ウンセイイイン)、黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)、大キュウ黄湯(ダイキュウオウトウ)などを使います。かきこわすと患部に真菌などのカビがつき易く、痒みが更に激しくなります。消風散はそのような時にも使われます。
他にも症状に合わせてお薬をお選びします。多くの方は、長期に色々な条件が重なり湿疹になっていますので、体に熱の溜まり易い食品、砂糖が多い甘いものや油物・乳製品を控えて、清熱作用のある緑黄色野菜・昆布・玄米などを多めに食べましょう。
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乳腺炎と漢方 |
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急性乳腺炎にはうっ滞性と化膿性のものがあります。
うっ滞性は産後6〜8週間に多く見られます。乳房マッサージで乳管を開き、積極的にお乳を飲ませたり、搾乳することで改善させます。
化膿性はうっ滞性から細菌感染(多くはブドウ球菌)をした状態で、発熱、寒気があり、乳房が赤く腫れ、痛みや熱感を伴います。どちらも葛根湯や葛根湯加方がファーストチョイスです。
これで改善されないのは @熱は下がったが、うっ滯が残っている A熱が下がらずに傷みや赤みがある B膿瘍を作ってなかなか開口しない C時期が経過し、体力が衰えて膿の排出ができないなどです。
高熱時に抗生物質を服用し、その後度々乳腺炎にかかる方は漢方での改善をおすすめします。お産は自然なものですが、お母さんの体には一大事。
出血による血液不足や出産後のお世話で疲労は溜まります。
東洋医学ではおっぱいは血液の一部。よい血液が充分作られてはじめて良いおっぱいとなります。生活上ではご飯代わりに菓子パンや甘いものを食べない、乳製品や肉食が多くならない、などの注意が必要です。
また、背中や肩こりがあると乳腺炎になり易いので、浴槽で温まる時間を作り、背中の冷えや凝りを改善しましょう。
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◎
2人目は3ヶ月で自然妊娠 |
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37歳、結婚12年。黄体ホルモンが少ないと診断され、第一子はタイミングや人工授精を8回受けられましたが、結果が出ず体外授精で妊娠されました。2人目を考えたとき、お子様がいて通院は大変だからと、漢方での体質改善を希望し来店されました。
最近、月経周期は早くなるし、経血量も少なくなっている、と心配に・・。手足が冷え便秘気味。イライラしやすく、月に2、3回頭痛があります。。この症状は肝胆の経絡が充分に働いていないと推測できます。
体温表では、高温期と低温期は共に適温です。二層になっていますが、高温期が短く、排卵後、2段階で高温期になっていく点などが改善ポイントとして挙げられます。高温期を安定させるには、良い成熟卵胞ができる環境に整えることが大切です。
妊娠しやすい体づくりに関しては、心の陰証と肝の陰証(東洋医学的なモノサシ)の2薬方を選択しました。2人目の場合はプロワクチン値が高くなることが多いため、予防策としての薬方も選びました。 服用後一ヶ月の体温表で高温期が安定し、翌月は高温期の日数は15日と長いけれど、上がり下がりが見られ、全体的に一気に改善されているのが感じられました。 3ヶ月目には妊娠判定で陽性が確定し、現在も継続中です。
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◎
冷えとむくみの改善で妊娠 |
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30代の女性、妊娠を希望されて1年半の方です。半年前に流産を経験し、不妊外来に通院中でしたが、病院で処方されている漢方が自分に合っているのか不安になり、来店されました。
足首から足先にかけての冷えとむくみが不妊の原因ではないかとお考えでした。
普段は立ち仕事も多く、週に一回は夜勤があります。日頃の生活習慣が妊娠にも作用することを説明し、できる範囲で変えていただくようにアドバイスしました。
冷え性の原因には
(1)血液などの材料の不足(特に女性は鉄分不足の方が多い)、
(2) 血液を回す力が不足、
(3)オ血(おけつ)が停滞している、などが考えられます。
この方の場合、材料を作る場所の強化として脾の働きを増す帰脾湯や、血液を回す力として補気薬の補中益気湯、ホルモンの働きを司る腎を強化する参茸補血丸を服用していただきました。
3ヶ月経過した頃には、お薬も2種類に落ち着き、冷えとむくみが気にならないようになりました。
6ヶ月になる頃に妊娠反応が陽性になりました。現在は流産しないよう、安胎薬に切り替えて継続中です。
くるぶしの少し上には三陰交という妊娠に関する大切な「つぼ」があります。冷え性の方は足湯やお灸も補助としてお奨めです。
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◎
高プロラクチンに対して |
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第2子がなかなか出来ない原因の一つとしてプロラクチン値(15ng以下)が高いことが挙げられます。高プロラクチン血症になりますと卵胞の発育や排卵が阻害され、黄体機能が低下します。症状としては低温期が長い、排卵に3日以上かかる、月経前の乳房痛、乳が漏れる、イライラが強いなどがあります。体温表は全体的にギザギザが大きくなり、排卵障害にもつながります。
病院のお薬はカバサール、パーロデル、テルロンなどで、これらを服用されていても漢方薬で全体の体質を整えると改善が早く進みます。
● 2人目ができない・・・・。
35歳の方。5年前に第1子を出産され、その後2人目がなかなか出来ないとのご相談です。
授乳期が2年と長めで、体温表は排卵期がやはり3日以上かかっています。不妊の反応穴では脾の陰証、胆の陰証を確認しました。
こちらの改善薬と、高プロラクチンに対しては昔からよく使われている炒麦芽を服用していただき、8ヶ月後に妊娠反応が陽性となりました。
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◎
服用して3ヶ月で自然妊娠 |
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30代前半、結婚2年目。結婚して1年過ぎてもお子様に恵まれないため、半年前から通院を始められました。卵管、血液検査ではホルモン値も異常がありません。タイミング指導を受けていましたが、漢方薬での体質改善も希望され来店されました。
月経周期は26〜27日。平均体温は低温期が36.25度、高温期は36.75度という理想的な温度差です。体温表から判る排卵期の状態は、左右の卵巣からの排卵の仕方に違いはありましたが、すっきり上昇しています。高温期が9日から11日と少し短めだったので、ここの改善を目標に漢方薬の服用を始めました。
これまで、手先やひざ下の冷えを感じる、寒さに敏感、皮膚が弱く乾燥しやすいなどの症状がありました。糸練功の確認では、肝・脾の陰証の漢方薬と補腎薬も通常の1/3の量という結果がでました。 1ヶ月の服用で高温期が13日間と長くなり、ギザギザとしていたものが平坦になってきました。子宮の血流が良くなってきたのでしょう。
その後も継続されて、3ヶ月後には自然妊娠されました。早い結果にご本人も驚かれていました。
ご主人も同時に漢方薬を服用されたのが良かったのでしょう。
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◎ アゴから首にかけてのニキビ |
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寒くなってきてからのご相談で、ニキビがアゴの裏側にできる、ほほの下からアゴにかけて出来る方が多くなりました。最初に考えられるのは、毎日のお手入れでクレンジングや洗顔の際にきちんと手がとどいていない、汚れが落とされていない、またアゴの裏側から首にかけては新陳代謝が遅く、寒い時期になり体が冷えて治りが悪くなる・・・ことなどが考えられます。
● 35歳女性のケース
2〜3年前からコメカミからフェイスラインにニキビが出来て治りにくい。生理前は首まで・・・。夏の間は清熱剤や炎症をとる漢方薬を服用されて良くなってきていましたが、一ヶ月前よりアゴから首にかけて大きめなにきびが出来る。夏より治りが遅い、仕事が忙しくなり、週末以外はシャワーのみで過ごす。お水は体に良いと毎日2Lは欠かさず飲まれています。
漢方薬としては「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」などで冷えの改善と、併せて炎症を取るものが効果的でした。水分の取りすぎも注意が必要。シャワーでなくお風呂で体の冷えを取ることも大切です。
また、乾燥による肌荒れを起こしている方は、血行が良くなる漢方と果実サージオイルカプセルで肌の潤いを補うことをお勧めしています。
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◎ にきびと自律神経 |
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色々な病気を引き起こす、自律神経の過敏な状態は、お肌のトラブルにも関係します。漢方には自律神経の不調に効果が期待できるものが沢山あります。
● 人間関係のトラブルから 肌アレ
27歳の女性。「人間関係のトラブルから肌アレをおこし、なかなか治りにくい。」とのご相談。漢方の「五志の憂」を糸練功でみますと、0.5合に胆の瀉を皮膚の反応穴と合数が一致します。皮膚は0.5合胃の瀉。この場合は、自律神経の薬方と皮膚の薬方を併用することが必要と判断し、お勧めしたところ、症状が徐々に緩和されていきました。
表面には皮膚の症状として現れまていますが、根本の原因は自律神経のアンバランス。漢方での自律神経に効果がある薬方−イライラは「抑肝散類」や「ショウヨウ散類」、論理的なタイプには「四逆散類」、内にこもっていくタイプには「半夏厚朴湯類」、「連珠飲」や「桂枝加竜骨牡蛎湯」など幅広くあります。
不眠も、寝つきが悪い人や夜中に目が覚めるとその後眠れない人など、症状により薬方が異なります。また、月経前症候群にも漢方は効果的。症状に合った薬方を選びましょう。
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◎ 生理痛・・・ないのがあたりまえ |
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女性は一生のうち平均すると、35年は生理とお付き合いします。
正常な生理は、周期:25日〜38日、期間:3〜7日、経血総量:50〜100ml、経血の色:赤〜暗赤色、経血の質:サラサラとした液状です(血の塊やレバー状の塊がある場合は注意。)
体が冷えると「血」の流れは悪くなります。「血」は温めればよく流れ、冷えれば滞る性質があります。「血」が滞って循環が悪くなると、生理などで体の外に排出されるべき老廃物がうまく排出されない、また痛みを伴ったりします。
代表的な薬方は桂枝茯苓丸や三七人参などです。また、気血が不足した状態でも生理痛が生じます。この場合は補う薬方の婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)や当帰芍薬散、十全大補湯、帰脾湯などが挙げられます。
また、気滞(気の滞り)も生理痛が発生しやすく、こちらも改善されると良いですね。
生理痛をその場だけの鎮静剤に頼るのではなく、症状や体質に合った漢方薬を使用することで、体全体の改善にもつながっていきます。
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◎ 漢方でいう所のオ血(おけつ)が原因のにきび |
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血が原因のにきびは、月経前の肌荒れや月経困難症のある人、更年期の女性によくみられます。?血と内熱(のぼせ)があると気血が皮下に溜まって皮疹ができやすくなり、これが二次感染すると膿疱やしこりのある吹き出物になります。オ血体質の人はのぼせと便秘を伴っており、毛穴が目立ち、鼻の頭や頬にも毛細血管の拡張が見られます。また、唇の色も紫がかった色になります。駆オ血剤やヨクイニンを加味した薬方が一般的です。
● 40歳女性の症例
春頃から赤みの濃い少し大きめのにきびが額と眉横、アゴに出来てきたとのこと。
ビタミン剤や塗り薬を試したが、なかなかよくならず、ご相談に来店されました。排卵日が終わると出来、生理がくると少し良くなるが、治りきりません。便秘をしがち。ホルモン値に異常があるのでピルを服用していたとのことです。洋菓子が大好き。食事も味がしっかりしているものを好みます。
オ血に対しての薬方と皮下の熱を発散させる薬方を服用。食事も刺激物、乳製品を含む脂っこい食物を控えるように指導しました。飲み始めて一ヵ月半位で大きいにきびが減少。3ヶ月目でアゴだけになっています。
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◎ 妊娠は任脈と衝脈の流れが大切
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妊娠に関する調節は体の中心を流れる経絡、任脈および衝脈の流れによります。直接には性ホルモンの内分泌系の調節、東洋医学の心・肝・脾の機能全般にわたると考えられています。
漢方薬服用で早く結果の出る方と時間のかかる方の違いは、任脈及び衝脈の流れが簡単に整うか否かです。
卵巣は血流が血流が良く元気だが、子宮の血流不足や温度が低く、着床に問題がある方などは早い結果が出てくるように思います。この時の漢方薬には傾向があります。
● 35歳の女性
第一子も漢方を服用されて妊娠。第二子も服用したいとご来店されました。前回の漢方と同じで胆に当帰散証、心に青皮製剤とスクアレンの証を確認。服用開始後2ヶ月で妊娠が確定しました。その後安胎薬として当帰散を服用しつつ、前回と同じく「つわり」もあり、こちらの漢方も2ヶ月間服用され、無事出産されました。
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◎ 高温期が短い時は・・・
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月経周期で「高温期が短く10日以下なのです。」とのご相談がありました。
この場合、黄体機能が低下している原因を考えて、月経リズムを整えていくのが良いわけです。
卵胞が成長する期間(低温期)は個人差があります。排卵後の抜け殻の卵胞が黄体に変わり、黄体ホルモンが分泌される高温期は、」妊娠していない時はy約 14日と決まっています。これが、短い(11日以下)、または安定していない、ホルモンの分泌低下は、漢方周期療法では生殖力の根本=腎の機能を高める温補腎陽 と気血を補い流れを良くする益気養血で、温かな子宮環境に育てていきます。低温期でよい卵胞が育つと高温期も良くくなります。
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◎ 体質で異なる妊娠するまでの期間
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不妊相談のA様は、途中でお休みをしましたが、お子様に恵まれる為に2年半を要しました。
一方、B様は一周期半で妊娠されました。この違いは年齢差もありましたが、もっと違う原因があると思います。
何かあるとすぐ食欲が落ちてしまうA様は、東洋医学的によるところの脾(消化吸収や造血作用)が弱い傾向にありました。その他にも立ちくらみや手先や足が冷たい・・・・・と血虚の症状がありました。
一般的には血液が変わるのは、100日間といわれています。これを補うには時間が必要ですね。高温期の途中で体温が下がる方に脾虚傾向が多いように思います。B様の場合は、体質改善で血流の調整をして良い結果が得られる肝・腎主体タイプです。
この方々は、短期間に妊娠されていく様に思います。
漢方の古典に「女性は14歳にして腎ができ、任脈が通じ血海である衝脈も通じる」とあります。この衝脈がきれいに流れる様に漢方を組み合わせることが大切だと思います。
どちらにしても諦めないで頑張っていただく事が一番ですね。
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◎ 最終的には自然妊娠
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36歳の方のケースです。
20代で右卵巣チョコレートのう腫の手術、3年前子宮外妊娠により右卵管切除、昨年には排卵誘発剤や他のホルモン剤を使用、人工授精により不全流産をされてご相談にみえました。
以前の体温表では、排卵期の体温が5日かかっての上昇と併せ、高温期の短いタイプです。流産されてから1年あまり自然な状態で過ごされた体温表は高温期の日数は短いものの、低温期と高温期の体温差も0.5度位、排卵期は3〜4日と以前よりも良い状態を示していました。この方の場合は糸練功でチェックしますと、一合に肝と脾の補を感じます。そこで、生理期とその他の周期のパターンに漢方を調合し、一ヶ月で3合まで改善されました。次の月に妊娠反応が陽性となり安泰薬へ・・。
漢方薬で気血の流れが良くなり、妊娠力がアップしました。ご主人も漢方薬を服用されると、さらに良い結果をもたらします。
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◎ 体外受精 その後・・・。
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人為的に受精卵が出来ていても妊娠を継続できる環境づくりが大切です。黄体ホルモンを良い状態にするには、良い成熟卵胞が出来るような充分な血流とストレスの少ない状態を心がけることが必要です。
今年の朗報の中で印象的なのは、左卵管水腫で手術されていた35歳の方です。4年前に9週で流産されて、今は体外授精をうけられています。採卵は昨年5月に行い、7月に一回目はもどしましたが着床せず。その後、排卵しても温度が上がらず、見合わせる月が続いていると話されました。凍結受精卵が3回分残っているので妊娠を継続できる体づくりを希望され来店されました。
次のはい移植まで1ヵ月もなく、周期の漢方薬(卵胞発育期、排卵期、黄体期)を服用されてすぐに体が温かく感じられたそうで、体温表もきれいに排卵していました。高温期も良い状態になり無事にはい移植が出来ました。
2週間後に陽性反応の確認ができ、こちらも驚くほどの早い結果でした。
安胎薬に切り替え、6週目に少量出血(イカを食べたため)もありましたが、無事に20週までになり現在も継続中です。イカは出血しやすくなると本草綱目(古典)にも注意するようにかいてあり、妊娠中は食べないように気をつけましょう。
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◎ 着床できなかった方が糸練功、周期調整で改善
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ご結婚10年のY様は、「赤ちゃんを望んでから4年間、体外も顕微授精もチャレンジしてきたが結果がでない」とH18年12月、ご相談に来られました。
受精卵はできるが内膜が薄くて着床しないとのこと。年齢は37歳、色白で冷え性、寝つきが悪く、そのために夜間2回ほどトイレに起きてしまうそうです。どちらかといえば神経質で心配性な方です。自然な生理周期は25〜40日です。
この方は、周期の調整に排卵誘発剤を使うと、内膜がもっと薄くなるので使えないというジレンマがありました。生理痛もあります。 まず、糸練功(医療気功)でチェックすると肝、胆、腎の陰証となりました。参茸補血丸 (さんじょうほけつがん)をベースに卵胞発育期、黄体期、生理期に分けて服用を開始しました。半年間は体づくりだけで、その後、糸練功でチェックすると改善されてきていました。
6月から体外授精を再開されました。8月の採卵、はい移植で陽性反応を確認しました。今回の内膜の厚さは充分あると言われたそうで、とても喜んでいらっしゃいました。
その後、無事出産され、かわいい赤ちゃんと共に過ごされています。やはり周期に合わせての漢方薬の服用が近道になりますね。
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◎ 妊娠反応が出てからも大切に
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東洋医学では、大切な受精卵や胎児を子宮で育て守っていくには、身体のエネルギーの源である気の力と充分な栄養を与える血の働きが大切と考えています。
● 個々に適した漢方選択
早期流産(12週まで)を起こしやすい方は、気血不足・陽虚タイプに多く見られます。
漢方では出産までの安全対策として、安胎薬を使用します。これらの薬方は流産防止だけでなく、@胎児を守るA妊娠中毒症を防ぐB母乳の出を良くし、産後のひだちも良くする・・・まさに妊婦さんとこれから生まれてくる赤ちゃんのための漢方薬といえるでしょう。
妊娠初期は出血しやすかったり、「つわり」がひどかったり、お腹がチクチクしたり様々な症状があらわれ、お体の不調に悩まされる時期もあります。そこで安胎薬を症状に合わせてお選びし、症状緩和を目指しています。
私どもは、妊娠中の食養生や「つわり」を軽くする過ごし方などに関するご相談をお受けし、無事に赤ちゃんに会える日まで、ママと赤ちゃんの健康をサポートさせていただければ幸いと考えています。
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◎
不妊治療は周期に会わせての体力づくりが重要です |
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最近、不妊のご相談の傾向として、一人目のご相談で無事出産され、二人目のご出産をお考えの方が多いようです。
最も重要なポイントは、自分の体質を知り、妊娠しやすい体を整えるために、女性の生理的メカニズムと月経のサイクルを確認することです。
低温期は子宮内膜を増殖させ、成熟卵胞を作る時期です。ここでしっかりと良い成熟卵胞が出来ないと良い結果は得られません。この時期の長さが生理周期を決定しています。
周期の遅い方は漢方でいうところの「脾」を補ったり、骨盤内を温めたり、?血(血の滞り)を改善する漢方薬をお選びします。
短い方は気虚、陰虚傾向です。プロラクチンが高い時も、炒り麦芽や活血薬で調整していきます。
回徳堂では、糸練功で「任脈を通じ血海である衝脈も通じる」ように漢方処方をお選びしていきます。衝脈が不調になると「絶孕(ぜつよう)」不妊となる、と古典にも出てきます。
排卵期は卵胞を排出して黄体に変化していき、高温期は黄体ホルモンにより子宮内膜に新鮮な血液を蓄え体温を高い状態に維持します。
月経期は子宮内膜と経血をきれいに排出していきます。周期にあわせて考えていくこの方法は体質を整えるには最適です。
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◎ 卵管が狭窄していたのが通った!
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36歳女性。両方の卵管に通過障害があります。片方はどうにか通っていましたが、自然妊娠は難しいと病院では診断されてしまいました。不妊治療の前に漢方を試してみようとご相談に来店されました。
● 内臓・皮フの弾力が漢方で改善
今、表面に出ている症状としては卵管の通過障害ですが、東洋医学的には、やはり子宮や卵巣の血流が何らかの形で悪くなっていると考えられます。卵管の弾力がないのか、癒着しているかなどが考えられます。この方の場合は、排卵日頃に腹痛があり、鎮痛剤を2〜3回服用しています。高温期は短め。冷え性ではありませんが、寒さには弱いようです。糸練功では脾の陰証を確認できました。脾は血液を作る源と東洋医学では考えています。脾がレベル低下しますと、肌肉の弾力が損なわれます。卵管の働きにも影響を与えていきます。脾の陰証の薬方とお腹を温める漢方薬の服用で自然妊娠されました。もちろん、全ての方がそうではないのですが、内臓や皮膚の弾力が漢方薬で改善されると本来の機能を取り戻せます。
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◎
最近の不妊相談成功例(30代後半の方) |
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30代後半のご相談者。(33〜35日)のタイプです。体温表はきれいに整っています。AIHは10回以上、体外も7〜8回なさっていましたが、未だ結果がでておらず、着床不良が続いていました。漢方で次の?移植に向けて体を整えたいとのご希望です。気の流れをチェックしてみますと、胆の陰証、脾の陰証を現しています。
そこで、この両方を補っていきました。3ヶ月を過ぎた頃にまず、周期が30日に。各々の気の流れも5,6合と改善。ご相談から5ヵ月後の移植で大成功です!別のご相談者。やはり30代後半の方です。ご結婚されて12年。仕事が忙しく、体力的にもお子様をあきらめていたそうですがAIHにチャレンジするので、漢方で体を整えたいとのことです。
痩せ型で夏でも長袖のジャケットを離せないほどの冷え性。生理周期は23日と早い。漢方では気血両虚となります。下痢をしやすく、体調が悪いとめまいも起こします。気の流れでは脾の陰証、腎の陰証、ストレスに対して大腸の陰証です。それぞれを補う薬を調合し、4ヶ月で妊娠反応。 今、9週目を迎えています。
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◎ 妊娠しやすい体質に変えることが大切です。 |
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一年半前から不妊専門の病院に通院中の30代後半の女性。「結果が出ないため、漢方の併用を考えています」とのご相談です。これまでの経緯を詳細にお聞きすると、検査は異常がないとのこと。タイミング、AIH5回、当帰芍薬散と黄体ホルモンを高温期に服用されていまいした。この女性は痩せ型で冷え性。寒がり、疲れやすい・・・などの自覚症状をおもちで、排卵痛、生理痛もあります。周期は26〜28日。症状から推察できることは、脾が弱いために充分な血流が子宮や卵巣に行き渡らない状態です。糸練功で確認すると、やはり脾の陰証が認められました。
● 8ヶ月間漢方薬を使い妊娠を確認する
身体の脾が弱いと、腎・肝にも影響します。そこでこの方には、卵胞を発育させる低温期に脾・肝・腎の陰証の薬方。高温期には脾の陰証の薬方及び酵素製剤を使用し、体を温めました。8ヶ月間漢方で改善を図ったところ、オリモノの状態も良くなってきました。これで子宮環境への充分な血流が改善されてきたと思われました。次のAHIで妊娠反応が確認され、妊娠に成功しました。
*東洋医学でいう脾・肝・腎は西洋医学でいう内臓とは違います。
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◎ 自律神経の調整から始まった不妊相談 |
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30代の女性。「20代から10年に渡る不妊治療で精神的に疲れてしまった・・・」とお話されました。
体温表では35日周期ですが、3ヶ月は排卵してこないとの訴えです。精神的に不安定な部分を考慮し、まず体質の調整は自律神経から始めました。糸練功での自律神経の反応穴は0合大腸の陰証で茯苓飲と半夏厚朴湯。3.2合に脾の陰証・人参製剤が認められます。漢方服用後、3ヶ月から肺rんが認められるようになり、高温期が9日と短いながらもできるように。自律神経が7合までに改善してきたので、いよいよ不妊の漢方に切り替えました。夏は周期が長くなり、全体的に体温が高め。糸練功では不妊の反応穴で胆の腑陽証を確認しました。当帰散をベースの漢方薬を選択。この頃には生理痛もなくなっていました。最後の体外受精の日程が決まったので、漢方との併用をお勧めしました。
2週間後の確認で陽性反応が! 「あきらめていたのに心音も確認できて、すごく嬉しいです!」と満面の笑みで報告を受けました。
*東洋医学で言う臓腑経絡は西洋医学の内臓名とは異なります。
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◎ 不妊に対する漢方薬の基本的選び方 |
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漢方での不妊の改善方法は、周期療法だけでなく、次の様に考えています。基礎体温表が全体的に高い場合は、於血(オケツ)の原因が多いです。これは、子宮の内膜がうまく剥がれていないか、血液が停滞している状態です。子宮筋腫なども漢方では於血(オケツ)と考えるわけです。全体的に体温が低い場合は血虚(ケッキョ)が考えられます。実際に子宮内膜が薄かったり、卵胞の育ち方が充分でない・・・などの症状が現れます。また、排卵までの日にちが長い場合も於血、排卵までの日にちが短い場合は脾虚(ヒキョ)の原因が多いです。高温期が短かったり、途中で体温が下がったりする場合(黄体機能不全といわれる症状)は脾虚と血虚が考えられます。プロラクチン値が高い、排卵期から高温期への上昇度がスムーズでないのも脾虚や於血が原因と考えます。このような考えに基づき薬方をお選びし、改善をはかります。不妊で長く色々な試みをなさってきた方は脾虚が多くみられ、それを改善されると良い結果に結びつきます。男性不妊の場合も漢方では腎(ホルモンの働きや生殖に関係する臓腑と考えられています)。精母細胞は増やせなくても活性化されますから、数値も上昇してきます。
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◎ 体温表から読み取れる情報 |
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質問の多い体温表のお話を取り上げます。低温期は36.2から36.3度位、高温期は36.7から36.8度位が一般的です。また、排卵期は2日以内が良いでしょう。@体温が低いと子宮環境が不活発になります。低体温の方は体を温める薬方で妊娠しやすい体づくりをしていきます。A低温期から高温期への移行(排卵期)が3日以上かかる方は、卵管の状態に異常、またはプロラクチン値が高い原因が多いようです。卵管も血流がよくなれば弾力も改善され、本来の機能を発揮します。プロラクチン値は第二子の不妊でお悩みの方に大切なポイントです。B高温期の途中で体温が下がるパターンは子宮の内膜を改善する薬方を選択。C生理期の出血状態は増殖した内膜の状態を示します。塊がある場合は?血の薬方が良く、色や量も大切。またストレスが多いと全体的にグラフがギザギザします。ゆったりとした気持ちで規則正しい生活をしましょう。また、夜遅くまで起きていますと、次の日の体温が高いようです。一人ひとりに合った薬方と食事、生活の仕方など、トータルでの改善をされると良いですね。
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◎ 「卵巣にもシワ・・・」若さを保ち妊娠 |
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女性は胎児の時、卵巣で6百万〜7百万個卵子予備軍を作りますが、思春期までには自然と消滅し、4万個位になってしまいます。その中の4百〜5百個が女性の一生の間で排卵できる数です。卵巣も年齢と共に全体が縮み、表面がシワになってきます。漢方で卵巣及び子宮環境の若さを保つように体質改善した方が結果が早いのはこのためです。また、体質を見ていきますと、周期(卵胞発育期、排卵期、黄体期、月経期)に分けて漢方を変えた方が良い方と全期間同じ漢方が適している方がいらっしゃいます。
● レベル5位で妊娠
36歳の女性はご相談時にプロラクチン値が高いために、テルロン1錠服用、人工授精(A I H)を5回されていました。糸練功での気の流れレベルチェックでは、2.3のところ。これが5くらいになってきますと妊娠されます。この方の場合は、全周期、同じ漢方が適しています。子宮や卵巣を元気にする漢方と温める漢方で4ヶ月を過ぎた頃にレベルは5を越してきました。妊娠が確定され、今夏に無事出産されています。レベルの上がり方は人により違います。体の芯が冷えていて血液が充分でない方は一般的にゆっくり上がる傾向です。
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◎ 子宮や卵巣はいつもうごいている |
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卵巣、子宮、卵管は排卵や月経等で他の内臓器官と同じようにいつも動いています。血液が充分にありスムーズに流れていないと良い動きはできません。このため、冷え性や下痢をしやすい、便秘する、生理痛がある等の症状を改善することは妊娠しやすい体づくりをする上で必要不可欠です。
● 「体が弱い・・・」方が妊娠
39歳の方は下痢をしやすく膀胱炎になりやすく、又体調が悪いと、めまいが現れやすいなどの症状が10代の頃からあり、自分は体が弱いからと妊娠をあきらめていたそうです。1年半前にA I H(人工授精)をしながら体を整えようとご来店。めまいのほか、冷え、疲れによる動悸があるので、体を温める腎の陰証のお薬。 これは妊娠しやすい体づくりに通じる漢方です。 同時に自律神経のバランスを整える漢方、胃腸を丈夫にする漢方でスタート。 服用後、すぐに妊娠反応は出ましたが、体質改善の前でしたので流産に。ただ、ご本人は妊娠が可能と自信が持てたご様子でした。
以後、無理せずA I H は1回されると、2ヶ月お休み。自然な体質改善を目指しました。流産か1年後に待望の妊娠確定。 軽い「つわり」もありますが漢方薬で乗り越えています。
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◎ 流産2回を乗り越えて妊娠安定期へ |
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不育症の検査でも異常が見つからず、流産の原因も不明のお二人の例です。
35歳の方。お一人を出産(04年)後、8週、9週で2回流産され、病院からも漢方が処方されて
いましたが、本格的に服用してみたいとご相談に見えました。
24〜26日周期、二層にはなっていますが、全体的にギザギザして高温期が短く、4分位下がり
ます。排卵日のオリモノは8〜10日目から9〜11日目が多くなり、タイミングから見ると11〜12日と早めのタイプです。
43歳の方。3年前と昨年8週で流産されています。28〜30日周期、高温期がギザギザして
いて、3.5分下がります。この体温差は子宮の温度がそれだけ低くなるわけですから、妊娠の
継続は難しいと考えられます。
二人に共通するのは、高温期を安定させる薬方選びです。子宮内に充分な血液を供給する
環境づくりを目指しました。糸練功では、お二人とも胆の陰証があります。これを主剤に補って
いきますと、5ヶ月、3ヶ月半で自然妊娠の確認ができ、お二人とも安定期に。
流産を繰り返されている方は体質改善をお勧めします。
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◎ 排卵の予測 |
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当店にお見えになる皆様から「月経周期がほぼ一定になり、基礎体温のリズムも整って
きたけれど、排卵日を特定するのが難しい」とのご相談を受けます。
排卵チェッカーでもはっきり判らないオリモノも、不明確な方たちは特に悩まれます。
排卵日は月に一回のチャンスなので、特定するのはなかなか難しいし、個人差があります。
グラフは排卵の予想日の%統計です。確率としては、最低体温日から高温初日まであり
ますが、その内どの日になるかは不明確です。
WHO(世界保健機構)では、低温最終日としています。受精能力から考えて、卵子の寿命は
24時間、精子の寿命は72時間とされていますから、この期間はグラフ内の★印のうち
2〜3回のタイミングが必要です。
ストレスは一番よくないので、楽しいことを想って気分をゆるめましょう。
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◎ 検査で異常は認められないが、妊娠しづらかった例。 |
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34歳、ご結婚されて3年目の方の症例です。不妊専門の病院に通っていらっしゃいます。
検査の結果は異常なし。ご主人も運動率50%で多少動きが悪いが問題なしです。(直進性は未検査)。生理周期は28日ですが、排卵促進剤を服用していて生理期間は2〜3日と短くなり子宮内膜が少し薄いため、漢方で体を整えてから病院に行きたいとご相談に来店されました。
● 糸練功でチェックすると
卵胞発育期3合、黄体期4.5合でした。この方の場合、卵胞発育期は 肝と腎を補う漢方薬を、また黄体期には脾と腎を補う漢方薬をお選びしました。
検査で異常は認められませんが体温表は低温期と高温期の温度差が少ないため、3か月間漢方薬を飲んでいただきました。その結果、糸練功チェックで、卵胞発育期が6.5合、黄体期が7合と上昇し体温表の改善も見られ、通院を再開されました。2回目のAIHが確認され現在 継続中です。
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◎ 不妊検査異常なしでも、漢方的な体質改善を。 |
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ご相談頂く方で、検査では異常がなくても、漢方的に考えますと体質改善の必要を感じるケースが多いです。それらの改善がすすむと妊娠されてくると思います。
● 2〜3種類の漢方薬を使用
34歳。通院歴1年。ご夫婦ともに検査結果は異常なし。流産を一度経験されてから
通院し、AIHもしました。自覚症状としては経血量が少なく、色が濃い傾向。冷え性、寒がり、疲れやすい、また内膜も薄いと言われています。
この場合、肝と腎の陰証の薬方が考えられます。改善薬は一種類の方は少なく、2〜3種類が平均的です。同じj薬方でも漢方薬は同じではなく、生薬の良し悪しにも左右されます。
この方の場合、飲み始めて2ヵ月後に無排卵月経がきましたが、次の月に妊娠反応が陽性、継続中です。
これはよくあるケースで、体の中の調整過程なのか、体温表が一過性に悪くなったり、不正出血があったりすると、次の月に妊娠されることが多いです。また、いつも体温表がモデルケースと かけ離れている方が、急に綺麗な排卵の形になった次の月に妊娠されるケースは 良くあります。糸練功で気のレベルが上がってきて症状が起こってくる場合は、妊娠されて いくのが予測できます。 |
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